新・もけもけつぶや記(予定地)

n年間のブランクを経て、ついにあのブログが帰ってきた! 内容は従来と据え置き、雑多に文を書いていきます(っ´ω`c)

Ryzen APUとThread Stuck in Device Driverブルスク

お世話になっております。もけもけです。

アンパンマンのアニメみたいなタイトルですが、
標記の問題に苦しめられていたところ、なんとか症状が収まってますという話を書いてみます。

実家用のPCとしてRyzen 3 2200Gを使ったマシンを組み上げたのですが、
Thread Stuck in Device Driverのブルスク(図1)が出て強制的に再起動となる事態が頻発して困っておりました。

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図1 Thread Stuck in Device Driverブルスク出現の図。どうでもいいですが、昔の英語だらけのブルスクに比べると心臓にやさしくなりました。

軽くググってみると、このブルスクが出る大体の原因がグラフィックドライバに起因するものだそうで、Ryzenのドライバが不安定という話も聞いていたことから合点がいきました。

 結果としては、Windowsクリーンインストールしてマザボメーカーから出てるRyzenのドライバを当てることで症状が落ち着いているようです。

ここで、当マシンの主要スペックについて書いておきます。

OS:Windows10 Home
CPU*1Ryzen 2200G(グラボなしで運用)
メモリ:CFD D4U2400PS-4GC17×2枚(8GB)
マザボ:ASRock B450M Pro4
ストレージ:ADATA ASX900S3-256GM-C-7MM + Western Digital WD10EZEX (SSD256GB+HDD1TB、OSはSSDにインストール)

CPUのドライバはAMDから用意されたもの(汎用ドライバ)とマザボ・PCメーカーから出たもの(各マザボ向けに最適化したもの)がありますが、当PCは後者のドライバをインストールして使用中でした。というのも、ASRockのドライバが昨年から更新されていないんですよね…

で、標記のブルスクが出やすいタイミングとはまちまちで規則性はないようで、
パターンを読んで攻略…は難しいようです。強いて言うなら、Googleマップの読み込みやソフトの立ち上げのような負荷がかかりがちなタイミングで例のブルスクが出るようです。

仕方なくWindowsクリーンインストールしてドライバ類もすべてASRockが出しているもので様子を見ておりますが、それ以降例のブルスクは見かけなくなりました。

ちなみにこの症状に遭遇しているユーザーも少なくないため、RyzenのAPUでは珍しくない症状のようです。自分だけだったらどうしようとヒヤヒヤでした。

一方、IntelのCPUも同様にIntelマザボ・PCメーカーそれぞれからグラフィックドライバが出ていますが、Intelが出している汎用ドライバは検証用であって、各マザボ・PCメーカーがカスタマイズして出しているドライバの使用が推奨されているようです(図2)。

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図2 Intelのドライバサポートツール画面。Intelのドライバは検証用として用意されたものと書かれていることがわかります。ちなみにSurface Go 2のため、Microsoftのドライバが推奨されております。

これは推測になりますが、AMDの汎用ドライバーも検証用であることや、Ryzenそのものが構成パーツとの相性が大きいため、カスタマイズされたドライバ以外だとシステムの動作が不安定になりがちのではないかと思います。 

あまり根本的な対処法でもないオチですが、徐々にアプデによりドライバの安定度はましていくのではと思います。

IntelのCPUよりも安くグラフィックの性能も高いため、使いこなせればコスパが良いのですが、私には早かったのかもしれません。。。

ドライバとともに私の技量もアプデせねばと考える今日このごろでした。

*1:AMDでは内蔵グラフィックつきのCPUをAPUと呼ぶそうですが、Intelとの比較のため、便宜的にCPUと記します。